はじめに
最近、形骸化している「ふりかえり」をきちんとカイゼンにつながる「ふりかえり」にするべく、
『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック』を読んだので、ポイントとなる事項をまとめました。
なお、この本はアジャイルのふりかえりブックとしては最も有名な本で、
Amazonでの評価も高いので、一読する価値がかなり高いと思います。
ふりかえりを行ううえでのポイント
その1、ふりかえり自体をふりかえるべし!
その2、ふりかえりの目的を共有するべし!
ふりかえりを行うにあたり以下の目的を共有し、共通認識にすること!
私の現在のチームなら、以下が目的かなと思います。
1. チームの成功を続けたい、良いところをのばしたい
1. チームの失敗を避けたい、問題を解決したい
1. 普段話さない、様々な視点からチームを分析したい
その3、アクションを確認するべし!
- ふりかえりMTGの最初に前回のふりかえりMTGで決まったアクションアイテム(KPTであればT)について話す。
- 話す内容は・・・
- どのような変化がおこったのか?
- なぜその変化がおこったのか、起こらなかったのか?
- 想定していた変化は起こせたか?
- 次はどのようなアクションを起こすと良さそうか?
- 一度実行したアクションを土台にして、アクションそのものをカイゼンしたり、もとに戻す判断をしたりする。
その4、アクションは具体的にするべし!
- 実行可能、計測可能にする
- 「・・を意識する」「・・に気を付ける」といった意識面が前面のアクションは、その結果が当人しか計測できません。
- 小さいアクションを定義する
- すぐに実行がむずかしいものは…
- 中長期的なアクションとして忘れないようにタスク化して残す
その5、小さいアクションを積み重ねるべし!
- 大きいアクションでは、何から始めればよいかわからなかったり、心理的ハードルが高くなる
- 小さいアクションに分解していけば、小さな変化の積み重ねによって軌道修正もしやすい。
- 小さいアクションであれば、すぐにやめて戻すことも可能。
最後に…
以上が、ふりかえりを行ううえでのポイントです。
冒頭で紹介した本で記載して印象に残ったものです。
とくに、その3、その4が良い循環を生みためには重要な要素だと認識しています。