技術っぽいことを書いてみるブログ

PythonとかVue.jsとか技術的なことについて書いていきます。

『ふりかえり』を行ううえでのポイント5選

はじめに

最近、形骸化している「ふりかえり」をきちんとカイゼンにつながる「ふりかえり」にするべく、
アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック』を読んだので、ポイントとなる事項をまとめました。

なお、この本はアジャイルのふりかえりブックとしては最も有名な本で、   
Amazonでの評価も高いので、一読する価値がかなり高いと思います。   

ふりかえりを行ううえでのポイント

その1、ふりかえり自体をふりかえるべし!

  • ふりかえりMTGの最後に、「ふりかえりのふりかえり」を行い、より効果的なふりかえりMTGができるようにカイゼンしていく

その2、ふりかえりの目的を共有するべし!

ふりかえりを行うにあたり以下の目的を共有し、共通認識にすること!

私の現在のチームなら、以下が目的かなと思います。
1. チームの成功を続けたい、良いところをのばしたい
1. チームの失敗を避けたい、問題を解決したい
1. 普段話さない、様々な視点からチームを分析したい

その3、アクションを確認するべし!

  • ふりかえりMTGの最初に前回のふりかえりMTGで決まったアクションアイテム(KPTであればT)について話す。
  • 話す内容は・・・
    • どのような変化がおこったのか?
    • なぜその変化がおこったのか、起こらなかったのか?
    • 想定していた変化は起こせたか?
    • 次はどのようなアクションを起こすと良さそうか?
  • 一度実行したアクションを土台にして、アクションそのものをカイゼンしたり、もとに戻す判断をしたりする。

その4、アクションは具体的にするべし!

  • 実行可能、計測可能にする
    • 「・・を意識する」「・・に気を付ける」といった意識面が前面のアクションは、その結果が当人しか計測できません。
  • 小さいアクションを定義する
  • すぐに実行がむずかしいものは…
    • 中長期的なアクションとして忘れないようにタスク化して残す

その5、小さいアクションを積み重ねるべし!

  • 大きいアクションでは、何から始めればよいかわからなかったり、心理的ハードルが高くなる
  • 小さいアクションに分解していけば、小さな変化の積み重ねによって軌道修正もしやすい。
  • 小さいアクションであれば、すぐにやめて戻すことも可能。

最後に…

以上が、ふりかえりを行ううえでのポイントです。
冒頭で紹介した本で記載して印象に残ったものです。

とくに、その3、その4が良い循環を生みためには重要な要素だと認識しています。